◆ 「和風」の印を持つ謎
12 件の謎が連なり候。
- ◆ 和同開珎・絵図 其の二
和同開珎の四角き穴を、四つの絵が囲む趣向にて候。矢印のままに真ん中の一字と継げば、いづれも馴染みの言葉と成る。四方は互ひに縁なきが如し ── されど一字、これを束ねたり。さて、その一字、何と申す。
- ◆ 夏至の塔、季違ひの雁
陽の極まる夏至、五重塔のかなたを一棹の影が渡りゆく。夏には来ぬはずのその鳥と、空に聳ゆる塔と ── 上より繋ぎて読み解かば、夏の膳に涼を呼ぶひと品の名が、ふと顕るるはず。
- ◆ 蛍の見納め、川面の一句
蛍も名残の夕べに詠みし一句。その句頭に灯る三つの光を、上より順に繋ぎてみれば、言の葉に尽くせぬあの心地が、ふと一語となりて顕るるはず。
- ◆ 八五郎の三枚の絵解き
長屋の与太話より一席。三枚の絵に隠れし三つの言の葉を、真名に継げば、ひとつの名が立ち上がり候。
- ◆ 壁書と襖絵、初夏の風物詩
雨の座敷に残されし戯書き。仮名を真名に直し、通ふ一字を重ね合はすれば、初夏に親しき実ひとつ、部屋の真中に結ぶ。
- ◆ 牡丹と涙、その行く末
はらはらと落つるものの行く末、ひとつの音に秘めたり。
- ◆ 三句三図・其の二
絵三幅に潜む三句、其の詠み手や誰そ。
- ◆ 旧国名に隠された本音
伊勢・大和・出羽 ── 三つの古き名に忍ばせし、女の本音。これを読み解く者ありや。
- ◆ 新緑の薫風、膳に満つる図
盆の上の黄金天婦羅、衣に込めし判じ絵の趣向。
- ◆ 和同開珎・絵図
円き銭の方孔に、いかなる一字が嵌まるか。四方の絵図、矢印の順に読み解けば、おのずと薫る一字あり。
- ◆ 賀寿暦月の理
茶寿・米寿・白寿──齢の名に潜む数を、暦月の名にすり替ふ。算術仕立ての、賀寿の謎にござる。
- ◆ 三句三図・露の間の三景
皐月の奥羽路にて行合ひし三つの景色。菅笠ひとつにて巡り、これらを句に遺しし旅人は誰か。