◆ 「絵解き」の印を持つ謎
8 件の謎が連なり候。
- ◆ 三図誰そ彼 其の一
三枚の絵に描かれし、寒暖計と掛軸と見せ物の会。いずれも同じ一人の手によるものにござる。名は伏せてござれば、図から辿って当ててみられよ。月に一度の人物謎、その一本目。
- ◆ 真昼の畑、一本の背き
照る日の続く畑、向日葵はみな南を向いて咲く。されど一本ばかりが、沈む日の方を向いてござる。
- ◆ 和同開珎・絵図 其の三(夏の厄払い)
夏の疫を払ふ祭にゆかりの絵図にござる。四つの絵は、真ん中の一字を待ってをる ── 和同開珎・絵図、これにて三度目。
- ◆ 和同開珎・絵図 其の二
和同開珎の四角き穴を、四つの絵が囲む趣向にて候。矢印のままに真ん中の一字と継げば、いづれも馴染みの言葉と成る。四方は互ひに縁なきが如し ── されど一字、これを束ねたり。さて、その一字、何と申す。
- ◆ 夏至の塔、季違ひの雁
陽の極まる夏至、五重塔のかなたを一棹の影が渡りゆく。夏には来ぬはずのその鳥と、空に聳ゆる塔と ── 上より繋ぎて読み解かば、夏の膳に涼を呼ぶひと品の名が、ふと顕るるはず。
- ◆ 壁書と襖絵、初夏の風物詩
雨の座敷に残されし戯書き。仮名を真名に直し、通ふ一字を重ね合はすれば、初夏に親しき実ひとつ、部屋の真中に結ぶ。
- ◆ 新緑の薫風、膳に満つる図
盆の上の黄金天婦羅、衣に込めし判じ絵の趣向。
- ◆ 和同開珎・絵図
円き銭の方孔に、いかなる一字が嵌まるか。四方の絵図、矢印の順に読み解けば、おのずと薫る一字あり。