印一覧 / 折句
3 件の謎が連なり候。
阿蘇の草千里を詠んだ一首の短歌。三十一文字のどこにも無い音を、五つの句が隠してござる。
五色の短冊、軒端に揺れる。めいめいの願ひの頭を、左より順に口ずさめば ── 七夕にふさはしき、あるものが結ばれ候。
蛍も名残の夕べに詠みし一句。その句頭に灯る三つの光を、上より順に繋ぎてみれば、言の葉に尽くせぬあの心地が、ふと一語となりて顕るるはず。